2013年04月05日

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏


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※琉球大学名誉教授の木村政昭氏

「2015年までに富士山は噴火する」と琉球大名誉教授

http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51852098.html
琉球大学名誉教授の木村政昭氏は、富士山の北東側に"噴火の目"(通常規模の
地震が明らかに増えた場所)があり、'11年+-4年の誤差で噴火が起きると予測。
2015年までに富士山は噴火するという衝撃的な警告を発した学者だ。

「"噴火の目"の場所はまだ変わっていません。この間、中央高速の笹子トンネルの
天井板が崩落しましたが、あのトンネルも噴火の目の方向にあるんです。富士山の

深いところにマグマが上がってきて、その付近の地殻に亀裂が広がれば、上から
吊り下げてあるものは落ちちゃいますよね。それを指摘する人は誰もいませんが、
私はそれも可能性のひとつだと思っています」

「2015年までに噴火」を裏付ける予兆として、木村氏は富士五湖の水位の変化を
あげる。3.11の際、富士五湖のひとつである西湖の水位が1メートル上がった。

地震によるマグマの上昇で、山頂近くにある永久凍土が解けて流れ込んだため
だろうと木村氏は語る。湖底に亀裂が入れば逆に水位は下がるので、富士五湖の
水位は重要だという。

また、「富士山周辺での水の流出量は、すでに1千万立方メートルを超えたはず
です。溶岩なら大噴火に匹敵する量です」。この膨大な湧水を木村氏は「水噴火」

とみなす。原理は通常の噴火と同じで、たまたま地下水の部分に圧力が加わった
だけ。マグマ部分なら大惨事が起きていたかもしれないという。

「次に噴火するのは北東側が危ないと見ていますが、同時に富士山の山頂火口
から噴火する可能性もあると見ています。火山性の地震が増加し、震源が浅く

なってきているからです」(木村氏)
(週刊FLASH 12月24日号 転載終了)

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

河口湖の六角堂まで歩ける状態で7mも水位が下がっている。

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏




この琉球大学名誉教授・地震学者である木村政昭さんとは、過去に「阪神淡路大震災」
「新潟中越地震」
をはじめとした数々の巨大地震や噴火を「事前予告」してきたことで
知られている方です。

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※画像は木村教授が解析を行った「富士山 噴火の目」。
「目」の状態から2015年までの富士山の噴火を予想。


木村教授の予測方法は「地震の目」「噴火の目」と呼ぶ、地震規模(マグニチュード)の
かなり小さな地震が「ドーナツ化現象=目」を起こす地域を独自に解析する手法です。

「ドーナツ化現象」が出来る位置を確認して地域を特定し、「目の大きさ」でマグニチュードも
予想します。

この手法によると「巨大地震の8割は事前(約3年前)に予想出来る」と木村教授は伝えて
いるようです。

実際に「東日本大震災」に関しても、東北沖に複数の「巨大地震の目」を事前に指摘して
おり、時期は1年ほど遅くなりましたが、規模もM8以上ということで、3年以上前から東北沖
での大地震を見事に予測していました。

その木村教授が2000年に入った頃より「富士山噴火のへの動き」を感じ取っており、
これが2009年には「確信」に変わったようです。

それは、画像にあるような「噴火の目」がはっきりと出て来たからのようです。つまり、
富士山の噴火に繋がる微弱な地震活動が特定のエリアで活発化しているということです。

また木村教授は、著書の中では「噴火の目」以外の前兆現象についても指摘しています。

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

富士山の水蒸気噴火の写真。


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2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

●「富士山とつながる火山のあいつぐ噴火」

近年、三宅島、伊豆大島・三原山、伊東市沖合の手島海丘が次々に噴火している。
これらはすべて富士山と同じフィリピン海プレートにある火山。富士山と兄弟の

ような関係にある火山が、富士山に向かうように、南から北へと火山活動を活発化
させている。

●「マグマの動きを示す富士山低周波地震」

富士山では、2000年に低周波地震の回数が増えた。そして沈静化後、2008年
から再び増えている。これはマグマが浅いところまで上がってきていることを意味する。

●「“噴火の目”理論から見た富士山噴火予測」

富士山北東部には「噴火の目」が1976年から現れている。この「目」からすると、
1976年±35年の2011年±4年の間に噴火する可能性が高いという分析結果に
なる。誤差を考えても2020年までに噴火する可能性を考えている。

●「富士山マグマだまりでの大地震」

2011年3月15日に富士山のマグマだまりがある(と推定される)場所で
マグニチュード6.4(富士宮市で震度6強)の大地震が発生した。震源の深さから
推定すると、深さ10km程度までマグマが上昇している可能性がある。

●「富士山マグマ膨張にともなう周辺部の地震」

富士山を中心とした同心円上&放射状に、山梨~神奈川~静岡で地震が発生
している。おそらく、マグマの膨張に伴う亀裂に関係している。


このように富士山の噴火予測においては、プロ中のプロである木村教授が、昨年末の
時点で「湖底に亀裂が入れば逆に水位は下がる」と伝えているので、そう考えると、

現在起こっている河口湖の水位低下は、やはり富士山の噴火と関連性が高い事象で
あると思われます。

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※1707年に発生した宝永大噴火

直近で富士山が噴火をしたのは、今から306年前の1707年に発生した「宝永大噴火」
時です。この噴火は、三連動(東海・東南海・南海)地震である「宝永地震」が発生した
49日後に起こっています。

そのため、富士山噴火と東海地震はセットで語られることが多く、今回の富士山の噴火も、
噴火の1ヶ月半前に南海トラフでの大地震が発生する可能性が強いと指摘されています。

しかし、通常は噴火と地震というのは、セットでは起こらない自然現象となっています。

それは地殻に溜まったエネルギーを解放するのが地震や噴火の役割であり、大きな
地震が発生すれば、それでほとんどのエネルギーが解放されるので、地震が発生した
近郊のエリアでの噴火は抑えられるか、もしくは小規模な噴火に留まります。

事実、1707年に発生した宝永大噴火の時は、すでに宝永地震でエネルギーが解放
されていたので、富士山の噴火は、灰を吹き上げるだけの穏やかな噴火だったとも
いわれています。

一方で、今回想定される富士山の噴火は、この地震活動とは無関係に発生する「プレート
エネルギーの解放」
の噴火の可能性が高く、その場合の噴火は溶岩を噴き上げる激しい
噴火が起きます。

また、このケースの噴火の場合は、地震活動と無関係に発生するだけでなく、逆にプレート
同士のせめぎ合いが限界を迎えたことの意味でもあり、その場合は、南海トラフでの
連動地震や首都直下型地震などの関東大震災へと繋がる可能性もあります。

どれが先に起こるかわかりませんが、この3つは、いつ起こってもおかしくはないタイミング
には差し掛かっています。

そこで、まずは富士山の噴火について、現在予測されている限りの「ハザードマップ
(被害範囲の地図化)」
を簡単にご紹介しておきます。

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※左上のちょうど方位マークあたりが八ヶ岳南麓

まず、富士山の噴火で一番一般的な被害であり、前回の宝永大噴火でも江戸にまで大きな
影響を与えたのが「火山灰」となります。

現在出されているハザードマップでも、やはり東京を中心とした首都圏方面に流れていく
予想がされており、逆に富士山のある山梨県や静岡県では、ほとんど影響のない地域もあります。

先日ご紹介した「八ヶ岳南麓」も、一応は影響を受けないエリアであると予測されています。

富士山麓には、過去の噴火によって灰の下に埋まった村なども存在しており、「村」という地名が
ついているのに地表には何もない地域(森林や原野)などは、地面の下に昔に存在していた村が
今も眠っているようです。

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※噴石のハザードマップ

火山灰の次は、噴火の威力で火口から飛ばされる岩の破片や軽石である「噴石」の影響です。

2000年に発生した北海道の有珠山噴火では、直径数十センチの噴石が火口から約一キロ
離れた保育園の屋根を直撃したりと、この噴石も富士山が噴火した際には多く飛び散ることが
予想されています。

しかし、先ほどの火山灰に比べたら一気に影響を受ける地域の範囲は狭まり、主に富士山
近郊の山梨県と静岡県が被害の中心となります。

特に火口から半径二キロ以内には、大きな噴石が大量に落ちる可能性が高いようです。

ただ、現在予測されているハザードマップによると、この噴石による被害は、主に富士山の
北西方向や南東方向が大きく、ここ河口湖などの地域には、ほとんど影響はない予測と
なっています。

宝永大噴火の時では、噴火地点に近かった静岡県の須走村(現在の小山町須走地区)で、
全七十五戸のうち、三十七戸が噴石によって焼失し、残りの三十八戸もすべて倒壊したと
いう記録が残っているようです。

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※溶岩流のハザードマップ

最後に「溶岩流」の被害予測についてです。溶岩流とは、火山の噴火に伴って、地下の
マグマが液状の溶岩として地表に出現し、低地へと流出する現象です。

これも噴石と同様に、富士山近郊の限定的なエリアだけの被害になりますが、意外にも
溶岩流は、時間をかけても広範囲へと流れ込む可能性があり、ここ河口湖のあたりにも
届きそうな雰囲気があります。

いずれにしても、富士山の噴火とは、こういった気体・固体・液体のような、種類の違う様々な
タイプの被害が予想されており、今のうちから、あらゆる状況が発生しても対応できるような
準備は進めておく必要があります。

また、経済的な被害ばかりが報道されていますが、まずは命あっての話であり、噴火直後
の被害だけでなく、噴火が始まりで、そこから発生する様々な二次被害が日本全体を

襲うのにも注意する必要があります。今回のハザードマップとは関係のない地域にも、
大きな影響がやって来る可能性が高いです

特に首都が機能しなくとなると、今の日本は心肺停止のような状況になってしまい、地方
にも大きなダメージを与えることになります。

果たして2015年までに富士山が噴火するかどうかはわかりませんが、10年、20年先
ではなく、すでにカウントダウンの段階にまで入っているのは間違いないと思います。

あとは噴火するにしても、なるべく小難になるよう祈るだけでなく、具体的に社会構造も
変えて自然災害にも対応できるように調整していく必要もあります。


2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏 

 河口湖の六角堂、歩いて渡れる。7mも水位が下がっている。

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

 

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏

富士山の水蒸気の噴火の写真。

2015年までに富士山は噴火する木村政昭氏


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Posted by nakao at 07:11 │天変地異
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